当院は、この地域の中心的透析医療機関として昭和56年の開院当初から透析治療に力を注いでまいりました。特に患者様との信頼関係を築くことに力を入れており、スタッフ一同、日々精進しております。
おかげさまで現在では170名以上の患者様にご利用頂いており、今後も先進医療と質の高い看護をご提供できるよう努力していきます。
また、治療に対する不安や、生活面の心配事などがございましたら、どんなことでもご相談ください。なお、見学も承っておりますので、ご希望の方はお気軽にご連絡ください。
透析患者様のお仕事と治療の両立、社会復帰の手助けとなれるように月曜・水曜・金曜に夜間透析を実施しています。
※透析患者様のお仕事と治療の両立、社会復帰の手助けとなれるように月曜・水曜・金曜に夜間透析を実施しています。
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ワンフロアー60床の広々とした透析室では、透析時間をゆとりをもって過ごしていただけるよう配慮しています。
10対1の急性期病棟であり、体調不良時な入院やシャント手術後などの短期入院にも対応可能です。入院時の入院準備の負担を減らすため、パジャマや生活用品が使用できる入院セット(有料)を導入いたしました。
当院は、葵グループ内でシャントセンターとしての役割を担っており、年間80件以上のシャント手術、年間300件以上のPTA(シャント血管拡張術)を施行しています。シャントの造設、急なシャントトラブルへの迅速な対応が可能となっております。
透析の間、少しでも快適に過ごしていただけるように、無料でテレビの視聴ができます。
男女別の更衣室で、患者様ごとにロッカーの鍵を預けご利用していただけます。
明るいロビーでは患者様がコミュニケーションをとり、透析前後にゆったりとお待ちいただけます。テレビ、患者様にむけたパンフレットも設置しています。
外来透析に自家用車で通院される患者様専用の駐車場を完備しております。
お弁当を希望者にはご用意いたします。(1食450円)
当院では治療をお受けいただいている透析患者様、またはそのご家族様の通院へのご負担を少しでもお手伝いするために、ご希望いただいた患者様に無料の送迎サービスをおこなっております。
透析治療において透析液の洗浄化は、各種透析合併症の発症を抑制するために非常に重要なポイントとなります。
当院では、臨床工学技士が定期的にエンドトキシン測定、生菌培養を実施し、菌の繁殖が無いようチェックを行うなど、「きれいな透析液」を常にご提供できるよう努めています。
患者様の多様なニーズに対応し、より質の高い医療を提供できるようオンラインHDFの専用機器を導入しています。
下肢のイライラ感、痒みなどの自覚症状や血圧低下等の軽減・緩和が期待できます。
透析治療を受けている方や糖尿病の方は、足の血行が悪くなりやすい状態で足の冷え・しびれ・痛み、潰瘍の形成など足病変リスクが高くなります。
また小さな傷でも悪化しやすく、大きく化膿したり、なかなか治らず長引いたりします。このため当院では定期的にフットケアを行い早期発見・早期治療を目指しています。
針先が鋭利でなく鈍な専用針を使用し毎回同一部位に穿刺する方法。メリットも多く、患者様の穿刺に対する苦痛を少しでも和らげることが出来ればと思い導入しています。
当院では透析療法に熟知した常勤看護師がおり、血液透析を始めて慣れない時期の指導にあたります。
透析患者様にとって食事療法は合併症のない透析生活を続けていくためにも、非常に重要です。制限の範囲内で、少しでもご自分の嗜好に合わせた食事を考え、工夫、選択できるようにお手伝いします。
毎日の食事でお困りなことや悩んでいることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
当院では、10名の患者様に対して看護師、臨床工学技士の2名がチームを組み連携をとり合いながら透析中のケアを行っています。
また患者様の病状の変化を見逃さないように受け持ち制を取り入れ、安心して過ごしていただける体制を整えています。
一般撮影では、エックス線を用いて胸部や腹部、骨格系といったさまざまな撮影を行っています。
また、透析患者様の基準体重(ドライウェイト)を決める指標とするため、定期的に胸部エックス線撮影を行っています。
脳梗塞や脳出血など頭蓋内の異常や病気をはじめ、肺や肝臓、腎臓、胆のう、膵臓など全身のさまざまな部位の精密検査として行われています。
透析治療にていつも針を刺している血管の一部が細くなったり、狭くなったりしていないか検査します。
シャント造影で問題があれば、シャント血管拡張術または手術によってシャントの再作製を行います。
心臓の大きさや動き、血液の流れをみる検査です。狭心症、心筋梗塞などの心疾患の診断に役立ちます。
透析患者様の場合、体内に水分が溜まって心臓に負担がかかっていないかなどを調べることができます。
肝臓、腎臓、脾臓、胆のうなどの腹部内臓器の病変を診断するために有用な検査です。
透析患者様にとって二次性副甲状腺機能亢進症のコントロールはたいへん重要です。二次性副甲状腺機能亢進症では、骨代謝障害(繊維性骨炎)により、関節痛が生じたり、骨折しやすく変形などをきたすこともあります。
頸部超音波検査では、副甲状腺の大きさを確認し、内服薬コントロールの指標にします。
ABI検査とPWV検査は、手と足の血圧の比較(足関節上腕血圧比)や脈波の伝わり方(脈波伝播速度)を調べることで、動脈硬化の程度を数値として表したものです。
この検査を行うことにより動脈硬化の度合や早期血管障害を検出することができます。
皮膚の表面の小さな血管の中の血液の流れを調べます。これにより下肢の閉塞性動脈硬化症を早期に発見することができます。
また、この検査ではABI検査で発見できない動脈硬化を検出することができますので、早期治療に役立てることが可能となります。
主に骨粗しょう症の診断に使用される検査で、骨密度を測定します。
透析患者様の基準体重(ドライウェイト)を決める指標とするために行っています。
当院では旅行や出張、帰省などで岡崎に来られた方の臨時透析を受け入れております。受け入れには、前もって現在行っている透析の情報を連絡していただく必要があります。
また当日は各種保険証や各種手帳を持参していただかなければなりません。詳細はお電話にてお問い合わせください。
お問い合わせは月~土曜 9:00~17:00までです。
当院では、患者様やそのご家族からのご相談・苦情などに適切に対応する受付窓口として「相談室」を設置しております。下記のようなことでご心配、お困りの方は、ご遠慮なくご相談下さい。
①医療・介護の費用や経済的問題でお困りの方
②診療・治療に関する心配、悩みについて
③通院、入院、転院、退院について
④職場復帰、社会復帰について
⑤障害者手帳、障害年金など、社会福祉制度について
その他についても、お気軽にご相談ください。
ご相談内容により医療ソーシャルワーカー他、専門の知識を備えたスタッフが随時対応致します。
透析医療にかかわる災害時の基幹病院として岡崎市から指定されています。
透析治療中に必要なルーチンワーク(スッタフ業務)をシステム化し効率的に行うことは、従来の「時間を失う手書き作業」とくらべ医療事故の防止に繋がります。そして何よりも、患者様一人一人と対話し接する時間を生み出し、これまで以上の看護ケアに還元することを目指しております。
当院では2014年より、日機装社製透析通信システム(FutureNetWeb+)を導入しました。さらに独自開発した透析支援ソフト「サブシステム」により、システム化を推進し透析治療の安全性の向上に日々努めております。
2014年導入
透析支援システム「Future Net Web+」(日機装社製)
透析支援ソフト 「サブシステム」(当院開発)
人工腎臓装置とコンピュータシステムを連携させ、医療の電子化を強力にサポートしています。
このFuture Netシステムは、透析療法の安全性向上と、病院スタッフが患者さまと接する時間をより多くするために開発された透析通信システムです。
日機装社製の透析通信システム「FutureNetWeb+」を透析情報データベースとして活用し、当院オリジナルの透析支援ソフト「サブシステム」を開発しました。
現在、約30項目ある機能をフル活用し日々の透析業務に役立てています。
当院に透析支援システムが入った事をきっかけに、
・患者様により安全性の高い透析治療を
・スタッフにはよりスムーズな業務支援を提供
ができないかと考えました。
そこで臨床工学技士の立場からこのようなシステムを立案し開発するに至りました。
これからも質の高い医療を安全に提供できるよう頑張りたいと思います。
既存のFNW+のシステムのみでは思うような効率化が図れずにいました。業務形態を導入したシステムに合わせることは医療安全の観点から難しく、臨床現場と打ち合わせをしながら開発を進めていきました。
(各画像をクリックするとPDFが表示されます)
2015年5月 第92回 東海透析研究会(オーラル)
場所:ウインク愛知
題名:「FNW+と連動したサブシステムの考案と必要性」
臨床工学部 前川 洋文
2016年5月 第26回 日本臨床工学会(ポスター)
場所:国立京都国際会館
題名:「FNW+と連動させた透析業務支援ソフトの開発と運用」
臨床工学部 中村 恵勝
2016年6月 第61回 日本透析医学会学術集会(オーラル)
場所:大阪国際会議場
題名:「透析通信システムを活用した業務支援ソフトの開発と運用」
臨床工学部 中村 恵勝
2016年9月25日 第93回 東海透析研究会(オーラル)
場所:名古屋ナディアパークデザインセンタービル
題名:「FNW+を活用した透析業務支援ソフトの開発」第二報~開発から運用まで~
受賞:優秀演題賞受賞
臨床工学部 中村 恵勝
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